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昨日まで通販のご注文をして頂いている方には、全て返信させて頂いております。届いてないよーという方は、ご連絡お願い致します。

下の方にサスナル、死後(?)のお話の途中までupしてます。短いです。あんまりサスナル色は強くないです。とりあえず雰囲気だけ。結構設定が気にいった ので。でもそれを生かしきれず終わる予定だから、落書文に収納予定。もちろんにこにこハッピーエンドで終わらせますよvあとちょっと続きます。

ご注文の際のメッセージも有難く読ませて頂いてます。できるだけきちんとお返事を!!と思ってはいるのですが、至らない点がございましたら申し訳ございません。入金のご連絡もありがとうございます^^メール返信は少し遅くなってしまうかもしれませんが、必ずお返事させて頂きますので、お待ち頂けたらと思います。

メルフォレスv

りいなさん>
アキヒカにもはまっていられた時期があったのですね。あああぁ、うちのサスナルSSを読まれて、さらにアキヒカのアホ漫画も読まれているとかって、かなりのギャップがあったのでは^^;新刊、も今週中に第一陣発送しようと思っております。もうしばらくお待ちくださいね^^

ちひろさん>

そういえば、オンリーレポまだやってなかったですね><でもイベントはとにかく自分の気が急いているのか時間はとてつもなく早く過ぎ去ってしまいます。楽しい時間は~ってヤツですね^^アキヒカ、本当サスナラ様に読まれるのはもの凄く恥ずかしさが。ギャップが(笑 結構ナルトはシリアス路線ですからね。でも楽しんで頂いているのならッ><サスナルにも全然変換できそうですよね。私が描くものは基本、攻め→→受けですし。でもナルトの本誌を思うと、もうお互いを幸せにしてあげるお話ばかりが浮かんできます。よってSS。

サスナルSS 注意:死後のお話


気がつけばナルトは、長い長い行列の最後尾に立っていた。
明るいのか暗いのかも判然としない不思議な空間で、とにかく馬鹿広いということだけは、見渡すかぎり何もない景色でわかった。行列を若干見上げなければならないことから、ここは少しの勾配になっているよう。
そんな何もない不思議な空間にただ人は並んで、ゆっくりと前進する波にまかせている。
それはナルトとて同じで、その波に逆らおうとは思わなかった。何故なら唐突に分かってしまったからだった。
自分は恐らく死んでしまったのだ。
恐らくという言葉がついてしまうのは、ナルト自身に死の瞬間の記憶がないからである。
例えば自分はうずまきナルトという木葉の忍で、父は火の国木葉の里四代目火影波風ミナト、そんなナルトをナルトたらしめる基盤は確かにある。仲間は数えきれない、そんな戦友たちと自分は共に戦ってきた。そして常に意識し追いかけた…うちはサスケ。これまでの記憶に陰りはない。
足りないのは己の死の記憶。果たして病気であったのか、戦死であったのか。疑問はいくつかあった。こうなってくると、己よりも周囲の安否が気になってくる。しかし自分の死を受け入れ、この行列に参列しているのはもう本能としか言いようがない。
先は長い。行列は音もなく、しかし確実に前へ前へと進んでいた。



ただの長い列だと思っていたナルトであったが進むに連れて、ある程度の集団であることが分かった。1度目の休憩の時ある一人のある案内人が言った。
「もう皆さんご存知のように、ここは死の世界です。私たちは今幸福の島へと向かっています」
皆に言い聞かせるように話すその人はどこか教鞭をふるっていたイルカをナルトに思い浮かばせた。
案内人はこの集団が同じ日に命を落とした集まりであること、この集団から離れて他の集団に交じらないこと、そして幸福の島へと入る前にあるひとつの選択をしなければいけないことを手短に説明した。
「幸福の島までは5日かかります。その間にあなたたちは幸福の島の住人となるのか、再び現世へと転生をするのかを決めなければなりません」
周囲がさわりと波打った。
「幸福の島とは老いも飢えもない世界です。ただし一度足を踏み入れれば転生はもうできません」
案内人はここは重要とばかりに何度も周りを見渡して、聞き逃していそうな者がいないかを捜す。そしてこれからが大事ですからちゃんと聞いて下さいね、と前置きをすると、これから選択しなければならないことへの判断材料とも言える内容を話しはじめた。

どうやらその幸福の島にとどまる条件として、欠けた記憶、つまりは死の記憶を持って行くことであった。今自分たちは死の瞬間からさかのぼって1年丸々の記憶を取り上げられているらしい。ここにいる者誰ひとり例外なく、どうやって自分が死んでしまったのか、知るものはいないのだ。しかも1年もの記憶が欠けているとなると、皆目検討がつかなかった。
「その死の瞬間からさかのぼって1年の記憶のことをわたしたちは、最期の記憶と呼んでいます。そして転生を選ぶ者にはこの最期の記憶は取り上げたまま現世へと送り出します」
転生をすることによって、前世の記憶はクリアされるが、やはり死の記憶というのはやっかいらしく、取り上げずに転生した場合色々と支障がでるようだった。
「皆が皆、穏やかな死を迎えられるわけではありません。強く恐怖を残す場合も少なくはないのです」
案内人が言うには、昔は記憶を取り上げたりすることはせず、自由に幸福の住人へとなるのか、転生の道を選ぶのかを選択できたという。
昔はそれで良かったらしい。しかしある時から転生を希望し、最期の記憶を持ったまま幸福の島を選ぶ者が減ってしまった。現世で戦争が起こり始めたのだ。酷い恐怖を持ったままの不死はつらい。多くが転生を望んだ。
一時の間、幸福の島が住民であふれかえることもなく、それはそれで順調にいっているかのように見えた。しかし、死の記憶を残したまま転生していった者たちは、深層心理で死への恐怖が強く、その結果現世では延命の技術がより一層発達してしまった。
この世を創造した神が定めた寿命は50年とされている、それが今は80年だ。人が長く生きれば生きるほど、次の世代は生まれてこなかった。この世で傍受できるエネルギーは決っているのだ。これ以上の長命を神は望まない。
果たして、人は死後、最期の記憶を取り上げられたまま転生をするか、最期の記憶を受け入れ幸福の島で永遠に暮すかの選択をせまられることとなった。
最期の記憶は神が飲み込み浄化し、そして現世の夢へと流される。

ナルトの記憶はサスケが自分達を殺そうと術を発動したところで終わっていた。
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