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迷走飛行症候群⑧下にupしてますー。
今回は寄り道しちゃいました。先にすすまなーい。

ボーロ。のあるま次郎ちゃんより頂きました。
管理人のイメージ色は『情熱の赤』でしたv
確かにオレ青とか緑色とか直視できんくらい似合わねぇ(笑

【あなた色バトン】
はバトン返しってことで、次郎ちゃんの色のイメージは
『水色とオリーブ』です。
水色はやっぱりサイト色からで、オリーブはお上品なんだけどカジュアルもいけるぜ、みたいなご本人様のイメージ。

次郎ちゃん、『ドS続き3』待ってるからv


そしてまたもやchic-age-works 千影さんのところより頂いてきてしまった。

【机周りバトン】

■机の上
机というか、楕円のガラステーブル(デカい)
・VAIO(丸いマウス、パッド、ペンタブのペン)
・ちょっとしたネイルグッズ
・書類やらプリントアウトした印刷物
・ヒカ碁完全版9巻
・灰皿(吸いませんが、笑)

■右側
ガラスのサイドテーブルの上にEPSONの複合機。
紙内蔵型なんだけど、思ったより同じサイズの印刷物ばっかりじゃなかったからめんどくさかった・・・orz

■デスクトップ
某サイト様の奪還物

■絵(文)を描くのに欠かせない七つ道具は?
1:携帯(文)
2:ネットブック(文)
3:web辞書(文)
4:VAIO(絵)
5:ペンタブ(絵)
6:sai、PictBear、Photoshop(絵)
7:―

ほぼ文は携帯です。「うおー、携帯じゃおいつかねぇ!!」とか思ってるときはノッてるとき。絵は完全デジタル派なので紙やらペンは使わない。

■今後、机周りに施したいパワーアップ
結構今で充実してるから問題ないかなー。この前プリンタも買ったし。カタチから入るタイプなので最初に揃えてる(笑
ちょろっと絵を描くためだけにプロ仕様のペンタブを買ってしまっていた( ̄▽ ̄;)無知とは恐ろしい。しかもA4サイズ。PC以上に幅をとっている・・・orz

■机周りが気になる5人にバトンタッチ
ピヨンさん、未理さん、shihoさん、あいこん。さん、彩葉ちゃん
ちょうど今回の絵師様方へ。もちろんスルーしてもらっていいので!!

d5c26792.jpg
本格的にヲタる前なのでキレイ

迷走飛行症候群⑧


半歩後ろをキョロキョロしながらついて来るのはクラスメイトのうずまきナルト。時折「うお!」やら「懐かしい!」など声をあげては歩みをとめるため、普通であれば15分かからない学園から家までの距離が30分を越えてしまっていた。ちなみに当然のことながらまだ家には着いていない。
まるで小学生の道草だ。
犬がいれば話しかけ、猫をみけかれば追いかける。火影公園を横切った時には走って行こうとするナルトの首根っこを掴んで阻止した。
今さら公園で遊びたい願望はサスケにはない。
「なんだよ、ちょっとぐらいいーじゃん。ケーチ」
ナルトはそれこそ小学生のように唇をとがらせた。
「別に公園なんか入らねぇでもいいだろ」
「ここでよく一緒に遊んだじゃん。すげぇ懐かしいんだってばよ。なぁ、ちょっとだけ!」
「おい!」
ナルトはにっと笑ってそう言うとサスケを置いて駆けていく。真っ直ぐ遊具に向かうナルトの背中をサスケはため息一つこぼして渋々追いかけた。
いつからかサスケはこの公園が好きでなくなっていた。昔から自分は人より冷めている部分があることは自覚していたので、こういった場所で犬っころのように遊んだという思い出がないのも特に気にしたことはなかった。
しかし自分にもそういった子供らしい過去があったことをナルトと再会して思い出してはいたが、彼がしきりに言うように当時のことを懐かしいとはあまり思えなかった。
断片的に思い出される光景は本当に楽しさだけだったんだろうか。サスケはふとそんなことを思う。
無意識に昔ほど広いと思わなくなった公園を見渡した。
(何年ぶりだろう)
よほどのことがないかぎり足を踏み入れることもなかった火影公園。サスケはナルトに誘われるようにして園内に入っていった。
「うわ!ちっせー!」
ナルトが鉄棒の前で一際大きな声をあげたのが聞こえる。
(ガキじゃあるまいし)
そう思いながらもサスケはナルトの『懐かしい』にもう何度も付き合っていた。もちろん文句をつけることは忘れていない。
きっと他のヤツだったら二度目の寄り道で置いてきているだろうと思う。
一度目の寄り道は木葉学園随一の甘味処を誇る『このみ屋』だったので団子を5串ほど買った。実は今日イタチの誕生日だったりする。そのことをナルトが中に入ってから思い出し、イタチは家にいるのか?と一瞬思ったが、今日ナルトが来ることは言ってあったので大丈夫だろうと思い直した。
もしイタチがいなかったとしても、家に誘ったときのナルトの喜びようを思えば、また機会はあるだろう。
『そんなにオレん家に来るのが嬉しいのかよ、変なヤツだな』というサスケの言葉に『違うってばよ!イタチ兄ちゃんに会えるのが楽しみなんだ!!』と真っ赤な顔をして吠えるナルトをサスケは思い出した。昔はもっと素直で可愛かったのに。
土の上を音をたてて歩いていたスニーカーがぴたりと止まる。
(…………今なんかオレ変なこと思わなかったか……?)
濃紺ラインのはいったナイキのスニーカーを見下ろし、サスケは考え込む。しかし、
「なにやってんだよ!早く来いってばよ!!」
そう声をあげるナルトに邪魔されて、サスケはあきれたように言い返した。
「うずまき、おまえなにやってんだ……」
「逆上がり!」
ナルトは律儀に答えると一番高い、といっても胸元あたりまでしかない鉄棒に飛び上がる。
「これで逆上がりできる?」
腕で支えた状態で、得意げな顔をしたナルトがそんなことを聞いてきた。
「はあ?」
「オレ、できるってばよ」
ナルトはそう言ってぶら下がった足を大きく振ると、2回3回と器用にそのまま回ってみせた。
「おまえは出来る?」
「できるけどやらねぇ」
「なんで!」
「手が鉄クサくなるからイヤだ」
あくまで坦々とサスケは答える。ナルトの顔が嫌そうにゆがんだ。
「おまえ何かイヤな性格だな」
「うるせぇ。てめーに言われねぇでも自覚してる」
「それってば、もっと性質が悪るくねぇ?」
「一応、時と場合を選んでるからいーんだよ」
「昔のおまえってば、もっと可愛げがあったのに」
鉄棒の上に座るナルトがサスケを見下ろしながらしみじみと言った。
「てめーも人のこと言えねぇだろ」
「え……?」
「なんでもねー」
サスケはそう言うとナルトに背を向けた。二人が入ってきた公園の出口に向かって歩く。
らしくないことを言った自覚があった。ナルトはどう思っただろうか。別に気にするような一言ではないように思う。けれど言ったあとでサスケは気づいたのだ。ナルトと再会して初めて昔の彼のことを自分が口にしたことを。
しかもそれが『昔のおまえは可愛かった』と言ったも同然だということに。
ナルトのそれより気持ちがこもっているような感じがしてサスケはいたたまれない。
(調子狂う……)
サスケは振り向くことはせずに、ただスニーカーが砂利を蹴る音を聞いていた。
程なくナルトが追いつく気配がして、
「おい、おまえ何怒ってんだってばよ」
自分の方が怒っているような言い方。別にサスケは怒っているわけじゃない。ただ少し照れただけだ。
「てめーももう気がすんだだろ。オレここ好きじゃねぇんだよ昔から」
だからそれを隠すための言葉だった。特に何かを意図したわけでもないサスケからすればたわいもない一言。
足音がやむ。サスケは振り返った。すぐ近くにいるとばかり思っていたナルトは少し遠い。
「ごめん」
そう謝ったナルトは困ったような顔をしていた。普段は意思の強そうな眉が今は力なく寄せられていて、しかし口元は笑みのかたちになぞられていた。
「別に……」
いきなり謝られるとは思わなかったサスケはナルトの謝罪をここでの道草だと思い、適当に返した。もういいだろうとばかりに、サスケは公園の出口を目指す。
すぐにはナルトはついて来なかった。
この時サスケにナルトの『声』が聞こえていれば何かが変わっていたかもしれなかった。あるいはもう一度振り返って彼の顔を見ていれば。



ナルトさん、すんなりうちは邸には行ってくれませんでした。
次はテンションあげて書いていきたいと思います。
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