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わっはっは!!結局SIMS2が上手くインストールできず、まだ遊べてないんだぜ。次の休みの日にゆっくりやろう。

なかなか進まないSS。短いけど下記にてup。更新ないのに来て頂いてる方には本当申し訳ない。
あーーー、本気で書く気が・・・・・・おき・・・ない・・・orz なんか書くより楽しいことを見つけてしまって後回し後回しになってるんだよね・・・・・・。あと、己の文章力のなさにイラつくし、画力のなさにイラつく。それが一番の理由かもしんない。理想が高いのが問題なんだ。こんなのかきたい。こんな風にかきたい。とか理想やネタや構想はあって。でもどれもこれも自分じゃおっつかないのよ。超ジレンマだ。
その点、ネームはよい。まさにドンピシャに全てをカバーしてくれる。よし、頑張ろう。
でも、今サイトで連載してるのくらいは終わらせたい。でももう、手がつけれそうにないのとか下げた方がいいんだろうか。。。
あ、心配はしないで下さいね。ヲタライフはありえん楽しんでますのでー。むしろ、いっぱいいっぱいです。時間クレ。





迷走飛行症候群 STORYの続き


「火影公園で待ち合わせ」

絶対来るんだよ
時間はそう9時に
ずっと離れないでいよう
ずっとずっとどこまでも行こう

ひとつの決意をした。
それはふっと息を吹きかければ消えてしまいそうなほどに、稚拙で幼弱な希望とか願いに近いものであったけれど、想いは小さな体にはおさまりきれないほどに大きく強いものだった。

その手をつかんで
離さない
離したくない
きっともう離さないで

そう想ってつないだ手
するりととけてしまって
それが自分を消し去ってしまいたくなるくらいの想いを連れてきてしまうだなんて

聞こえなかった声
叩きつけられた声



聞こえなかった声

きっとボクの名前を呼んでいた



サスケはいつもより大きく膨らんだリュックを背負った。何を持って行けばいいのか分からなかったから、色々詰め込んだ。
一番最初にこの日のために用意しておいたお菓子を入れた。彼はすぐにお腹が減ったと言っては自分にねだるから、これは忘れてはいけない。次に財布を取り出しやすい場所に入れておく。中身は数枚の硬貨と千円札が3枚、母の財布から抜き取った1万円札が2枚。
もうすぐ7才になるサスケにとって、かなりの大金を所持している自覚はあった。この所持金で子供ふたりがどこまでやっていけるかなんてことは考えてはいなかった。少しの間でいい。自分の本気を知ってもらいたかっただけだ。
「ナルトを連れて行かないで」
もう何度そう母に言ったか知れない。その度になんとも形容のしがたい表情で彼女は自分を諭すのだ。
「自分のことばかりを押し付けてはいけないわ。どうしてナル君がここを離れなければいけないかサスケは知っているでしょう?」
それくらい知っている。自分の大事で大切なあの子の母親の具合が良くないことも知っている。それでここよりも空気がキレイで過ごしやすいところへと行くのだという。でもそれは彼女の事情であって、ナルトには関係ないことではないのか。
どうしても遠く離れてしまうというのなら自分もついて行く。
「サスケがそんなことを言うのはお母さん悲しいわ。私とあなたの繋がりはなにかしら。関係のないもの?そう言ってるのと同じことよ」
そう言われるとサスケも何も言えなくなる。ではどうしろと言うのだろう。
離れたくない
それだけだ。
だからサスケの本気を知ってもらうために、自分とナルトは家出をするのだ。子供の自分たちにできることは数少ない。ふたりきりで生きていくことなんてまだ出来ないことくらい分かっている。だからナルトの母親が思い止まってくれるか、自分の両親がナルトが連れて行かれるという場所へと自分も行くことに賛成してくれるかに頷いてくれさえすればいいのだ。
サスケの手はせわしなく荷物を詰め込んでいく。待ち合わせの時間まではあと少し。ちゃんとナルトは遅れずに来るだろうか。

火影公園に9時。
そこから始まる。



「うっわああぁ、イタチ兄ちゃんってもしかしてすっげぇマニアック?」
サスケと玄関先で別れてからナルトはすぐにイタチの部屋へと案内された。何度となく訪れたサスケの家だったが、イタチの部屋に足を踏み入れるのは初めてのナルトである。開口一番発した失礼な物言いとは裏腹に、そこにはナルトからしてお宝と言えるようなものばかりが鎮座していた。どことなく神経質な感じのするイタチの部屋はその見た目を裏切っていて、ナルトとしては大変喜ばしいことだった。
一見猥雑に並べられているように見えるナルトいわくお宝たちは、実はきちんと意味を持ってそこにあるのだが、それに気づくものが果たしてどれほどいてるだろうか。サスケの部屋よりも幾分か広いイタチの部屋を興味深げに見て回る。そしてあることに気づく。
入ってすぐ右側の棚に並ぶ数十のキャラクターフィギュア。ほとんどが10㎝から18㎝ほどの大きさのそれらは良く見てみると自作であることが分かる。それもそうだろう。ここに置いてあるこれらは漫画、アニメ、ゲーム等の公式キャラクターではなく、今流行りのネットゲームでプレイヤーが自分の好みに合わせてプレイキャラを創作しそれでプレイするという、言うところのネトゲキャラのフィギュアだったからだ。その中にナルトはキラリと一際輝いて見えるそれに目が釘づけになってしまった。
「ぐぅっはあぁ……!こ、これってばこれってば、オレの……!」
わなわな震える手をナルトは、青と黒で塗装されたそれに伸ばす。ナルトのときめきは最高潮だった。
それを横で見ていたイタチが、静かな口調でナルトの後を引き取る。
「ああ、それはナルストのキャラでね。たまに一緒になる子なんだ」
ネットゲームでは自作したプレイヤーで色々遊べるがその醍醐味は何と言っても他のプレイヤーとの交流が持てることである。ものによっては一緒に行動し敵を倒すものもあれば、敵同士の対戦型もあったりと様々だ。イタチの言う一緒になるというのは前者のことだろう……と、それはいい、イタチが趣味でフィギュアを手掛けているというのは聞いていたことだし、ネトゲもやるとも聞いていた。
しかし、だからといってここに自分が作ったキャラが画面ではなく、リアルで目の前にあるというのはどういうことだろう。それにどこかで見たことのあるフィギュアたち。いや、ここで問題視するのは「たまに一緒になる」という言葉ではなかろうか。
しかし、ナルトの思考はは思い当たった画面のページを次々にめくっていく方に気を取られてしまう。この精巧で繊細な造型、独特の色使い。細筆で一本一本描かれているだろう装甲の模様。
ナルトは興奮のため紅潮しだした顔をイタチへと向ける。ともすれば呼吸が乱れそうだった。
「イ、イタチちゃんってもしかして……暁の伊達(ダテ)さん……?」
ナルトはまさに羨望の眼差しで、憧れの造型師、サイト暁の管理人の名前を口にしていた。



ここでも運命の再会。

スミマセン、遊び過ぎましたか……。


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