忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

STORYの迷走飛行症候群4の続きになります。
もうこれシリアスなんだかギャグなんだか分からんものになっちまってますな。
でもいーの楽しいから。

メルフォレスv

馨さん>
届きましたのご連絡ありがとうございますー。梱包はいたって普通ですよ^^でも喜んで頂けたようでよかったです。体調崩しやすい時期ですが、お肌以外はいたって健康です!!お気遣いありがとうございます^^また遊びに来て下さいね!!

ちひろさん>

やっぱり2時間はきつかったですよー。1年しかもちませんでしたorz学パラも楽しんで頂けているようで良かったですvこのお話は急展開でどきどきハラハラ!!ってのはなくて地味な展開で続くかと思いますが、その中でもやっぱりドタバタはしてると思いますので楽しんで頂けたらなぁと思います^^職場話し。あまりダークなのは避けますけど、なかなかに面白いことがおこってますよ皆さん(笑 でもキバ役は実はバカ息子のお母さんだったりするんですが、本当に泣きながら電話かけてきますからね。

京さん>

届きましたのご連絡ありがとうございますー。サナ君は多分6歳くらいかなーとか思ってます。結構お子さん持ちの方も多くって、こんな6歳児いねぇよ!!とか思われちゃったらアレなんで、書いてなかったんですが、うちの甥っこ今7歳なんですけど、「ねぇちゃんはナルトが一番好きなん?」やら「まだナルトが好きなん?」とか好きの意味も分からず聞いてくるのでこの辺りの年齢かなと^^;一家団欒気に入って下さってありがとうございます!!おまけ文なんですけど入れて良かったですv少しでもふふっと思って頂けてたらいいんですけど^^

迷走飛行症候群⑦


(なんつー夢を……)
サスケは寝起きとは思えない目つきでベッドに起き上がっていた。
寝汚い自分が文字通り飛び起きるようにして半身を起こしたのは2分ほど前のこと。
その間にたっぷり嫌な汗をかいてしまっていたサスケだが、動悸のような胸の疼きがそれを気づかせなかった。
(ナルト……だったな……)
なんとも夢見の悪い。どこから突っ込んでいいかさえもはや分からない夢だった。
仲良くしていた幼なじみが引っ越すと聞いて、悲しくないはずがない。間違いなくこれは嫌な夢の類いに入るだろう。そこまでは合っている。悪夢というやつだ。
しかし問題はそこではない。
自分はショックのあまり彼を軟禁しようとし、それを拒否られあまつさえナルトに泣きついていたのだ。
しかも、そのショックの受け方がどうにも不穏に感じるのはなぜだろうか。
(好き過ぎるだろ……)
夢の中の自分の絶望といったら、それは酷かった。
あのままナルトがいなくなっていたら本気で死んでしまっていたような気さえする。
(なんか……夢で良かったな)
サスケは反芻した結果、ごくごく一般的な感想を打ち出した。
あんな感情を持っていたら生きていくのも大変だ。依存し過ぎている。
しかし夢の中で自分は絶望のどん底に落とされながらも、彼の存在に幸福を感じていたのだ。どこまでも愛しく感じる幸福感。
夢とはなんて不躾で勝手なんだろう。適当にストーリーを作り感情を付随し、あたかも本当に起こったことのように時にリアルだ。
(それで意識しだすなんてのも聞くけどな)
よくあるのが特に好きでもなかったアイドルや俳優を夢に見たことで好きになるというパターン。それをクラスメイトに置き換えてもいい。
でもこの場合サスケには当て嵌まらない。
なぜならすでにサスケはうずまきナルトという幼なじみを意識しまくっていたからだ。
あれからナルトとは席が近いせいもあって、よくつるんでいる。彼女持ちである自分はキバやシカマルのように彼と毎日遊び回っているわけではないけれど。
それに関してサスケは己の内面で認めたくはない事実をきちんと受け止めていた。
羨ましく思っているのだ。
サスケとて大人びているとはいえ、まだ子供の類いに入る歳だ。女の子と興味のない話しや買い物に付き合わされるより、同年代の少年らといる方がまだ楽しさを感じる。
しかもナルトはサスケに心の声を聞かせない。どれだけ拗ねていても、怒っていても下手をすれば大音響で聞こえるそれがまったくないのだ。
サスケは彼の声を聞いたことがない。
だからサスケはナルトが気になって仕方がなかった。自分のことを一方的に知られているというのも気になるけれど、だからこそ今彼が何を思っているのかたまらなく知りたいと思う。
身構えなくていい自分というのもとても新鮮だった。
小さなつぶやきが、裏側にある本音が今まで何度もサスケを傷つけた。己を確立できている今となれば何を言われてもどうということはないけれど。
それでもナルトのそばはサスケが今まで無意識に求めていた無の空間なのだ。
彼と二人きりになるのは心地良かった。
すでにサスケの特別になっているナルト。
それを認めてさえいても、今日の夢は強烈だった。
強い執着と独占欲。
正直あんな感情は気持ち悪い。自分の理解の範疇を越えるものは排他的な思考を生み出し排除しようとする。
あまり深くのぞいてみたい類いの感情ではなかった。
サスケは無造作に床に置かれているゲーム機と、放り出されたままになっているコントローラーに目をやった。
(ゲームやり過ぎたかな……)
昨日からプレイし始めたナルトおすすめのロールプレイングゲーム。金曜日に借りて昨日一日かけてやりたおした。
もちろんパーティー編成でツーマンセルから最大1小隊(隊長+フォーマンセル)で第1章から第7章までクリアしていく。パーティーは自分をいれ、ナルト、キバ、シカマル。まだ第1章をクリアできていない。
なぜならナルトが足を引っ張りまくるからだ。
のちのち攻撃力が強くなる風の属性タイプを選んだのがまずかった。風属性タイプは他に比べレベルが上がるのが極端に遅いらしい。初めての地域での敵に出くわすと、必ずといっていいほどナルトは死にかけた。このゲームを勝ち進んでいくための必要不可欠な術をナルトはとにかく覚えなかったのだ。
いうなれば他の仲間は勇者の剣を使い、クサナギの剣をふるって戦っている中、ナルトだけ今だこん棒か銅の剣を振り回しているようなもの。ナルトは足手まといと言われるに十分な素質を持っていた。
そこで彼だけを修業部屋に放り込み、みっちりレベルアップに励んだのはサスケがベッドに入り込む直前。ある意味軟禁といえよう。『そろそろパーティーに戻してくれ』というナルトの台詞を何度聞いたか分からない。昨日はある意味彼にかかりきりだったように思う。
(だからあんな夢見たんだろうな)
サスケはようやくのそのそ起き出すと1階へと降りて行く。
今日こそ修業の成果を見せるとき。サスケは早くゲームの続きがしたかった。
PR
*calendar*
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
*search*

Template "simple02" by Emile*Emilie
忍者ブログ [PR]