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当方の現状に労わりのお言葉の数々ありがとうございます。
返信不要のお心遣いもありがとうございます。
時間がある時にでもメールさせて下さいませ^^
それと、さっそくのお取り置きの予約もありがとうございますー。
新刊と既刊同時の通販ももちろん出来ます。予約フォーム訂正致しました。
新刊はオンリーまでばっちり持つように多めに刷ってますので予約からは外していたのですが、ややこしかったようですね><スミマセンー。
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それと、さっそくのお取り置きの予約もありがとうございますー。
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新刊はオンリーまでばっちり持つように多めに刷ってますので予約からは外していたのですが、ややこしかったようですね><スミマセンー。
サトリサスケ②タイトル未定
自分の名前にサスケは意識を引き戻す。目前の生徒にちらりと視線をやって、な
るほど目立つヤツだなと納得した。
目をひく明るい色の髪がふわふわと好き勝手に広がっている。
席順からいって何かと関わることになるだろう相手が外部入学生らしいというこ
とにサスケは嘆息した。
ここ木葉学園は小中高等部、さらには大学と続くエスカレーター式の私立の進学
校だ。約9割の生徒が中等部からの持ち上がり組、残りが外部入学組。小等部か
らこの木葉学園に通うサスケは例にもれず持ち上がり組である。
これから入学式が行われるのだが、その前に担任の挨拶があった。
(担任は確かうみのイルカといったか)
あまり小煩くないヤツだったらいいとサスケは思う。前担任は無口な反動か心の声がひどい男だったのだ。
ホームルーム開始まで後5分、前の扉から犬塚キバが現れた。彼はサスケを見つけると「よう!」と片手をあげる。
キバはサスケの2つ前の机を見下ろして「ここだ、ここだ」とつぶやきながら着席した。
昇降口に張り出されていたクラス分け表に二人の悪友の名を見つけていたが、これで揃ったようだった。
サスケの学園内での友人関係はかなり希薄だ。元来の性格もあるかもしれないが、いつの間にか聞こえてくる心の声がサスケにいつでも一線を引かせた。その中でもサスケと付き合いのあるのは先ほど入ってきたキバ。彼はあらわす態度、言葉と心の中の言葉がほぼ変わらない稀な男で、サスケがムカつけばムカつくと言葉で言い歯をむいて向かってくる。心の声など聞こえてこなくても分かりやすいヤツだった。
そしてもう一人、サスケより早くに教室に入っていたが、すでに机に突っ伏していた奈良シカマル。この男の場合、聞こえだすととめどない。サスケの預り知らぬ次元の話題にまで発展していくので、反対にサスケは無関心になれた。
どうやらこの1年我関せずを決め込むのは難しそうだとサスケが思ったところで、前の扉が開きまだ若々しい担任と思しき男が入ってきた。
「先生の自己紹介が終わったところで、出席を取るぞ。名前を呼ばれたら返事をするように。読み方が間違ってたら訂正してくれ。えーと、出席簿、出席簿。…………それじゃ、安土ナツオ」
「はい」
壇上に立つイルカは進学校には珍しい柔和なタイプの教諭だ。大きな声がかつぜつよく教室に響く。
サスケの席は廊下側の一番端。名を呼ばれた生徒は同じ列の一番前で、続いてキバの名前が呼ばれた。
「へーい」
「高校生にもなったんだちゃんと返事くらいしろ犬塚。えー、うずまきナルト」
「はーい」
少しキーの高い声が目の前からあがる。
次は自分の番だと思ったところで、
『うずまきナルト?!ナルトってあのナルトか?』
キバがばっと後ろを振り返ったのがサスケの視界に入った。
自分の名前にサスケは意識を引き戻す。目前の生徒にちらりと視線をやって、な
るほど目立つヤツだなと納得した。
目をひく明るい色の髪がふわふわと好き勝手に広がっている。
席順からいって何かと関わることになるだろう相手が外部入学生らしいというこ
とにサスケは嘆息した。
ここ木葉学園は小中高等部、さらには大学と続くエスカレーター式の私立の進学
校だ。約9割の生徒が中等部からの持ち上がり組、残りが外部入学組。小等部か
らこの木葉学園に通うサスケは例にもれず持ち上がり組である。
これから入学式が行われるのだが、その前に担任の挨拶があった。
(担任は確かうみのイルカといったか)
あまり小煩くないヤツだったらいいとサスケは思う。前担任は無口な反動か心の声がひどい男だったのだ。
ホームルーム開始まで後5分、前の扉から犬塚キバが現れた。彼はサスケを見つけると「よう!」と片手をあげる。
キバはサスケの2つ前の机を見下ろして「ここだ、ここだ」とつぶやきながら着席した。
昇降口に張り出されていたクラス分け表に二人の悪友の名を見つけていたが、これで揃ったようだった。
サスケの学園内での友人関係はかなり希薄だ。元来の性格もあるかもしれないが、いつの間にか聞こえてくる心の声がサスケにいつでも一線を引かせた。その中でもサスケと付き合いのあるのは先ほど入ってきたキバ。彼はあらわす態度、言葉と心の中の言葉がほぼ変わらない稀な男で、サスケがムカつけばムカつくと言葉で言い歯をむいて向かってくる。心の声など聞こえてこなくても分かりやすいヤツだった。
そしてもう一人、サスケより早くに教室に入っていたが、すでに机に突っ伏していた奈良シカマル。この男の場合、聞こえだすととめどない。サスケの預り知らぬ次元の話題にまで発展していくので、反対にサスケは無関心になれた。
どうやらこの1年我関せずを決め込むのは難しそうだとサスケが思ったところで、前の扉が開きまだ若々しい担任と思しき男が入ってきた。
「先生の自己紹介が終わったところで、出席を取るぞ。名前を呼ばれたら返事をするように。読み方が間違ってたら訂正してくれ。えーと、出席簿、出席簿。…………それじゃ、安土ナツオ」
「はい」
壇上に立つイルカは進学校には珍しい柔和なタイプの教諭だ。大きな声がかつぜつよく教室に響く。
サスケの席は廊下側の一番端。名を呼ばれた生徒は同じ列の一番前で、続いてキバの名前が呼ばれた。
「へーい」
「高校生にもなったんだちゃんと返事くらいしろ犬塚。えー、うずまきナルト」
「はーい」
少しキーの高い声が目の前からあがる。
次は自分の番だと思ったところで、
『うずまきナルト?!ナルトってあのナルトか?』
キバがばっと後ろを振り返ったのがサスケの視界に入った。
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